電気料金の推移と今後の予測

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電気料金を時系列で確認

従来の推移

従来、電気料金の推移は国際情勢の変化やエネルギー需給市場の影響を大きく受けて来ました。

最初に電気料金の推移が上昇していったのは1973年に発生した石油危機であるオイルショックであり、これまで火力発電・石油エネルギーに頼ってばかりだった日本は大きな影響を受けました。

オイルショックの影響によって、石油のみに頼らず、原子力発電・LNG・揚水式発電とった電源の多様化が進み、安定した電気料金の提供へと時代が変遷していきます。

しかし、1980年代でも中東イランで発生した革命の影響によって電気料金上昇へと推移した第二次石油危機でも値上げが行われました。

この影響によって、安定した電源供給のために、さらなるエネルギー分散化が進みました。

東日本大震災以降

電源の多様化を進めるために、特に国を中心として開発を進めていたのが原子力発電に頼った発電方法でした。

全国各地に設置された原子力発電所によって供給されるエネルギー量は、日本全国の3分の1を支えており、稼働をスムーズに進めるためにも原子燃料リサイクル事業も盛り上がりを見せていました。

しかし、2011年に発生した東日本大震災によって、福島第一原発が深刻なダメージを受け、原子力に対する安全神話が崩壊するとともに、再びエネルギー供給に関する問題が表面化しました。

福島第一原発の影響を受け全国の原子力発電所は操業を停止し、その影響によって電気料金の値上げが実行されました。

発電方法に対する議論や安全性に対する提言など、さまざまな意見が幅広く集められている現状です。

電力自由化後の予測

従来より推し進められてきた電力市場の一般開放と、消費者による電力供給会社・供給方法の選択は、2016年より本格スタートします。

電力自由化によって、今後の予測としては多数の新規参入企業による競争の激化と、既存電力会社の改善化により、電気料金は値下げへ進んでいくと言われています。

自由化によって一般消費者が受けられるメリットが増える一方、停電や緊急時に適切な対処が可能かどうか不安や疑問も発生しています。

電力自由化によって、よりクリーンエネルギーの活用が多くなると予測されており、また、サービス内容の拡充によってきめ細やかな対応やキャンペーン・他のサービスとセットで割引が受けられると期待が高まっています。

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