電気料金は、2016年春の電力自由化に伴い契約先を自ら選べるようになるため、費用を削減やグリーン電力の利用が可能となります。そこで、当サイトでは、電気代をお得にするための基礎知識や、電力会社の選び方を詳しく紹介しています。また、新電力を含めたおすすめの企業を比較やランキング形式で解説しています。適切な電力料金プランの発見につながれば幸いです。
電気料金 総合ランキング
電力自由化の背景・制度紹介
全国に所在する電力10社によって寡占状態だった電力市場でしたが、各種規制緩和もあって段階的に電力自由化が行われてきました。
最初は大規模工場や大型商業施設といった法人向けからスタートし、そして2016年ではじめて一般家庭への電力自由化が実施されました。
今までは地域の電力会社しか選択肢がなかったのが、これからは自由に電力会社と契約することができるため、電気代を安く抑えるために低価格を実現している事業者や、他のサービスとセットで販売している事業者を選ぶことで賢く節約することが可能となっています。
特に、2011年に発生した東日本大震災と原発事故の影響によって、私たち個人消費者も電力供給に対して強い関心を集めることとなりました。
発電方法も、事業者によって太陽光や風力といった再生可能エネルギーを中心とした電力供給を掲げている事業者も現れており、料金面のみならず普段の生活面や個人の考え方によって電力会社を選択する時代が到来したと言っても過言ではありません。
通信会社やエネルギー資源会社といったさまざまな企業も選択肢として入るようになりました。
電気料金見直しの重要性
電力自由化によって私たちは自由に電力会社を選択することが可能となりましたが、まずは今の電気料金を知った上で見直していくことが重要なポイントとなります。
地域の電力会社から毎月届く検針票をもとに、家庭で毎月どれくらいの電気を消費しているのか、毎月の電気代はいくらになっているのかを把握しておきましょう。
新規参入した電力会社の多くが、検針票を元に自社の場合なら電気代がいくらになるのかシミュレーションを行ってくれます。
チラシや広告で目にする機会もあると思いますが、「検針票を持って来店の方におトクなプレゼント!」など、電気料金の見直しをおすすめする事業者も非常に増えています。
家庭環境によって最適な電気料金は異なっており、例えば一人暮らしの電気料金と家族四人で住んでいる家庭の電気料金は大きく異なります。
また、電気を使用する時間帯も人によって異なるため、ご自分の家庭が主に電気を利用する時間帯などを把握した上で見直していくことも重要となります。
すでに100万世帯以上(2016年11月現在)が新電力会社と契約しているので家計の節約のためにも見直してみることをおすすめします。
電力会社の選び方・ポイント
いざ電力自由化がスタートしたからといって、どの電力会社を選んだらいいのか迷う方も少なくありません。
数十社が新規参入しており、大元が通信会社・エネルギー資源会社・ガス会社・商社・電鉄会社・大手小売業・ベンチャー企業など多岐にわたっており、各社がPR合戦を繰り広げています。
電力会社の選び方として、まずはご家庭の電気代を賢く節約できるのかどうかをしっかりと把握する必要があります。
各社が展開しているキャンペーンを中心にどういったセット割が存在するのか選別するところがスタートラインと言えます。
一例を挙げると、通信会社は、電気代と携帯料金やインターネット接続サービスをセットで組むことで格安料金を実現しています。
電鉄会社の場合は、定期券購入とのセット割でポイント増額キャンペーンを実施しています。
ガス会社では、ガス契約と電力契約をセットにすることで割引を実現しています。
このように、ご家庭ですでに加入しているサービスと組み合わせることができるのか把握した上で新電力会社を選んでいくことがおすすめとなります。
新電力会社の実績は?
電力自由化がスタートして1年が経とうとしています。
全国では100万件を超えるペースで既存の電力会社から新電力会社に乗り換えている家庭が増えており、主に首都圏を中心に実績が増えています。
全国の乗り換え実績の6割強が首都圏となっている統計調査もあり、多くの事業者が参入している東京・神奈川・千葉・埼玉といった首都圏エリアでは新電力の認知度や乗り換え実績が進んでいます。
主に、ガス料金・ガソリン代・携帯電話料金とのセット割引が人気となっており、電気をたくさん使用する家庭にとっては電気代の負担が大きく減るケースもあるため切り替えが前向きに進んでいます。
逆に北陸地方をはじめとする地方部においては市場が小さく電気代も他地域よりそもそも安く設定されていることから新規参入への乗り換えはあまり進んでいない実状があります。
地方部でも北海道は東日本大震災の影響で2度の値上げを実施しており、毎月の電気代が割高となっているため新電力への乗り換えが進んでいるという面白い結果も出ています。
お住いの地域から、ご家庭にメリットの大きな選択をしていきましょう。
参考:電力会社.net(http://xn--6oq38f3t0c83y.net/)