電気料金を価格と比較

既存の電力10社が提供している電気料金のプランについて、若干名称が異なるもののどの電力会社も提供している料金体系をご紹介します。

最初に、多くの一般家庭が加入している電力料金の基本プランとして、使用した分だけ課金される従量制のプランが挙げられます。

従量制のプランは、代表的な東京電力の場合「従量電灯B・C」と呼ばれており、時間帯や曜日を気にせず使用できる電気を使用することが可能なスタンダードプランです。

10〜60アンペアまでの契約は「従量電灯B」、6kVA以上の契約は「従量電灯C」とされており、使用するアンペアごとに基本料金と1kWhの料金が定められています。

いずれも、120kWhまで場合、1kWhあたり19円43円の電気料金が課されるプランとなっています。

オール電化のご家庭や、昼間外出している単身者および夫婦共働きの家庭に最適な料金プランとして夜間にお得となるプランが存在しています。

東京電力の場合は「夜得プラン」と「半日お得プラン」がこれに当たり、いずれも夜9時以降の電力料金が従量制プランと比較して割安となっています。

いずれのプランでも夜間の時間帯は1kWhあたり12円48銭であり、従量制プランと比較して４割引というお得なプランとなっています。

その反面、昼間の時間帯に電気を利用する場合は、1kWhあたり24円3銭や、半日お得プランの場合1kWhあたり28円38銭という高額な設定となっているため、ご家庭のライフスタイルを見直した上でプラン変更することをおすすめします。

家族が多いファミリー向けプランとして、曜日によって電気料金が異なる週末プランも多くの電力会社が設定しています。

東京電力では「土日お得プラン」という名称になっており、土日に一日中在宅する場合が多い家庭にお得な料金プランとなっています。

平日は共働きで在宅している時間が短く、土日に多く時間を在宅で過ごす方向けとなっています。

洗濯・乾燥といった家事も土日を中心に行い、テレビやパソコンといった電子機器についても土日に多く使用する家庭にとって割安なプランが設定されています。

また、別荘やセカンドハウスを所有している方にとっても、土日お得プランで賢く節約することが可能となっています。